患者さんの急変を
救う喜びがここにある。
Keiichiro Shimoyama
下山 京一郎Keiichiro Shimoyama
東京医科大学病院
救急災害医学分野/シニアレジデント
茨城県出身。福井大学医学部卒業後、千葉徳洲会病院での初期研修を経て、東京医科大学病院に入職し、救急災害分野に所属。2018年冬期国体に競技スキーで出場。
- ーー 医者を目指したきっかけは何ですか。
- 自営業だった両親から「先生」と言われる仕事を勧めてもらう中で、より命に関われる仕事がしたくて医師への道を考えるようになりました。高校で「医学部クラス」へ進級したときにそれがより具体的になり、一浪の末、地元の千葉を離れて福井大学の医学部に入学しました。
- ーー 理想の医師像はありましたか。
- 大学入学当初は、脳外科か心臓外科に漠然とした憧れを持っていました。しかし、初期研修医先で配属された救急科で、「患者さんの緊急時に役に立てる医者になりたい」という想いが湧いてきました。そのときに救急科に外勤できていた先輩医師の影響もあって救急医になろうと決めたんです。
- ーー その先輩医師からどんな影響を受けたのでしょう。
- 当時、様々な医師が非常勤で救急科にきていましたが、中でも当時東京医科大学病院からきていた鎌形博展先生のバランス感覚が素晴らしかったんです。何か特定の分野のみに精通しているのではなく、医療全体を一番理解されていたように思います。鎌形先生のもとで働けば自分もそうなれるんじゃないかって思い、東京医科大学へと進路を決めました。鎌形先生との出会いによって私の目指す医師像が決まったと言っても過言ではありません。
- ーー 入職時の期待と、その後のギャップはありますか。
- 入職前の期待は二つあって、「多くの患者さんに貢献できそう」「仕事もプライベートも両方充実できそう」でした。当院に入職して3年が経ちますが、その期待は現実のものでしたね。
また、想像以上に、風土が良くて、困ったときに仲間が助けてくれます。私のような後期レジデントがリーダーシップを持って動くのを許容してくれる病院は、この規模の病院としては珍しいのではないでしょうか。日々の診療の中で自分が主体性を持って動けることに大きなやりがいを感じています。
- ーー 主体的に動きたい医師にとっては最高の環境ですね。課題は何でしょう。
- 当院の救命救急センターの課題としては、今年から集中治療認定施設になり、集中治療専門医の資格を取れるようになりましたが、現状は集中治療のエキスパートが不足しています。集中治療の専門医が増えれば、当院のレベルが上がり、さらに良い医療を患者さんに提供できるようになります。
私もそのうちの一人になるために、現在は集中治療専門医の資格の取得を目指しています。
- ーー 集中治療専門医の魅力は?
- 患者さんへの治療を、細かく緻密に論理的に突き詰めていけること。そして、医療行為が結果に出るスピードとダイナミックさです。生死の境をさまよっている患者さんを助ける。責任も当然大きいのですが、医師としての本質的な喜びを感じることができます。
- ーー 当院への入職を検討されている方へのメッセージをお願いします。
- 説明会では「待遇」と「新宿という立地の良さ」を伝えています。さらには、2019年7月に病院の建物が新しくなります。しかも、大学病院なのに希望を出さない限りは異動がありません。このタイミングで当院に入職するのはかなり恵まれていると思います。
もちろん、大学病院という大人数の組織で働く以上は協調性は求められれますが、医師としての成長はもちろん、一人の人間として、家庭を大切にしながら仕事も充実させていきたい人にとっては最高の環境であると自信を持って言えます。ぜひ、一度見学にお越しください!
仲間へのメッセージ
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頼れる兄貴分。帰るとき「なんかあったら夜でも僕を呼べ!」と言ってくれて、実際に呼んだら駆けつけてくれた姿は忘れません。
Kotaro Uchida
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みんなが面倒と思う仕事も率先して引き受けてくれる気配り抜群の先輩。自身が出場したヨサコイ全国大会の動画を見せ時の素敵な笑顔が忘れられません。
Masako Sakurai
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兄貴分。イベントでリーダーシップを発揮して、みんなが楽しめるように仕切ってくれる率先幹事。先輩と後輩の架け橋となってくれています。
Tsubasa Fujikawa
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後輩の面倒見がよくて、どんな人に対しても“緩衝材”となる気配りと包容力の持ち主です。若手ながらみんなをまとめてくれてます。
Saeko Yoneyama